第21回MIAA チャーターメンバー 渡航議事録 . 平成20年9月15日
議事録作成人  鈴木 信
日 時 : 平成20年9月1日(月)〜9月13日(土)
渡航先 : ネパール カガチ村
渡航者 : 鈴木 信  
便 名 : SND〜NRT NH 3232 ・ NRT〜BKK TG 641 ・ BKK〜KTM TG0319 
       KTM〜BKK TG0320  ・ BKK〜NRT TG 319  ・ NRT〜SND NH 3131
ネパール事業報告書
  2008年9月1日仙台-成田-バンコク経由で渡航した。翌日、タイでは非常事態宣言が出され、市内では5人以上の集団での徒歩に対して取り締まるという事態がおこっていたのは、後に知ることとなり、14日まで非常事態宣言は続くこととなる。  当日はバンコク市内のホテルではなく、空港に比較的近いホテルに宿泊したので、渡航には差し支えなく、2日予定通りネパールへ渡航した。
 ネパールの入国では政府の方針が9月1日から変わり、入国料が全員25ドル、3ヶ月マルチVISA40ドルが新設された。40ドル支払うと3ヶ月間の入国料が何度でもフリーとなる方式である
。カトマンドゥへ到着し、早速ライオンズクラブスクンダのメンバーと会議を行い、ネパールでの今後の必要な事業を検討し、平成20年度の国際ボランティア貯金の申請内容について話し合った。
左から・・日本でいうPTA会長、MIAA会長、マハカリ村校長    ↑黒板
   会議では、トウロチトレ村の小学校が老朽化に伴い危険なため、半分の教室しか稼動していないという内容報告と今後の対策について会議を進めた。 トウロチトレ村の小学校は、マハカリ小学校といい、登録生徒数226人いるが、教室が少ないため、半数も登校していない状況だという。 マハカリ小学校は、カトマンドゥからジープで2時間、その後歩いて1時間ほどの標高1700mの場所にあり、トウロチトレ村、クーレ村、サンノチトレ村、ヒレビタ村、コーラン村の地域の生徒が登校する小学校であった。民族的には、タマング族という民族が多いという。周辺人口は3000人程度で、小学校の対象人口は1000人強であり、まだまだ小学校へ行けない子供が多いという。マハカリ小学校では校長先生と話をし、10時〜16時が就学時間であるが、昼食のとれない生徒がほとんどだという。近隣に買い物のできる店はなく、トイレもない。全員野原で用を足すという。  老朽化したマハカリ小学校は、28年前に政府によって建設されたが、それ以降全く修繕も行われてなく、老朽化は激しい。天井の至る所に穴があいており、黒板も壁も朽ち果てているところが多い。教師の一人は、カガチ村から通勤しているという。近隣の村民は、ほとんど農業により生活するか出稼ぎにより収入を得ている。 農業では、大根、とうもろこし、最近ではいちごの生産を始めているという。  

 トウロチトレ村から、カガチ村へは歩いて1時間ジープで戻り、1時間悪路を走り向かった。はじめに診療所へ向かい、散髪事業を行った。今回は男性だけの散髪事業とし、ラックスマンドクターにワークショップを開催してもらい、診療所での大人向け給食も配布した。  
小学校は、ここ数年の支援の成果が現れ、生徒数も当初の100名から400名以上と生徒が増え、2008年5月に完成した教室もフルで使用されていた。 カガチ村の学校給食は、ライオンズクラブスクンダのガイエットリーさんが担当し、2週に1回カガチ村へ配布している。 ガイエットリーさんは、チチン病院の看護師で朝早く起きて、ゆで卵を人数分ゆで、カガチ村へ自分で持参し配布するという給食担当委員長となっている。今後はLEOクラブ(ライオンズクラブスクンダの青年部会)のメンバーにも応援をもらい、活動を続けたいと熱意を語っていた。  
 2008年のライオンズクラブスクンダの第10代目会長は、NATTAT会長(チチン病院勤務)が就任し、21人のスクンダLEOクラブ(12歳〜28歳)も新設された。LEOクラブの会長は、ディパバラル女史でチチン病院の看護師であった。LEOクラブの新設により今後さらに活動を拡大し、当会の支援に基づき頑張っていきたいと語った。LEOクラブは月に二回の会議をおこなっており、スクンダのプナム氏が担当世話人として活動を始めるという。      

*****日本の東京芝ライオンズクラブのネパール支援について
*2008年7月17日バネパの小学校へ椅子100台寄付・・約100万円
*眼科の機材・・・約100万円 *救急車修理・・・50万円
*今後の学校建設資金50万円 合計300万円の支援を行うという報告あり。  
*****エイズ孤児施設見学について
 ネパールに着いて、LEOクラブ会長から、ある施設の話があり早速見に行った。エイズ孤児の住む家はカトマンドゥ市内のはずれにある普通の民家だった。  両親をエイズで亡くした、もしくは、すでに片親も動けない状態である子供への支援施設である。現地を訪問し、写真も取って状況を聞いた。4歳から小学生中心の孤児たちで、現在は、2人のネパール人男性の個人的な支援で運営されているという。    2人のネパール人は、将来のことは見当も付かず、いつ資金がつきるかもわからないということであった。ネパールでは、エイズに対する偏見や差別が著しく、エイズ感染者の子供は親戚も見放すいう。
施設名・・Effort Home
(エフォートホーム、頑張ろう会)
設立・・2008年4月 Dnapnei1、Katmandu Nepal Mr Sokui Subedi Mobile,9841-829650
エイズ孤児への必要な支援金。
*一軒や2階建ての家賃・・・1万ルピー
*11人の学費 ・・・1人1000ルピー *生活費と弁当代・・・ 1人1000ルピー
*子供たちを世話する人の給料2人〜3人等
タイ事業報告書
 ネパールからタイに入り、本年度大きな予算で建設しているナンスクールとDPIへ出向き、本年度の事業と次年度の計画について会議を続けた。建設の状況は、雨も多い中11月24日完成予定に間に合うように工事していたが、完成は12月にずれ込みそうだということで、リフトの設置、エアコンの設置等も考慮して、オープニングセレモニーは、2月に変更することとした。日程は今後調整していくが、2月6日〜11日の間で、進めて行くということとなった。
 建設が完了してプレートを建物に貼ることを予定しているが、その内容文は2008年5月のカガチ村中学校のプレートを参考にし作成することにした。また、パソコンやプロジェクター等の機材には、ステッカーも貼ることにした。    
 今後については、完成後、国際ボランティア貯金から現地監査も行われることも説明し、建物および備品は、十分な管理をお願いしたいと伝えた。建物の鍵はアヌスン教諭が、責任をもって管理してもらう事となった。  MIAAより2年目の支援については、DPIおよびナンスクール側との会議の結果、予定通り支援が必要であると判断し、必要な支援を話し合った。事業については、本年同様に大阪バリアフリーネットワーク上田会長よりご指導を頂きながら支援企画して進めていく事とした。
 まずはじめに、障害者専門学校という名前は、将来問題となる可能性もあることなので、建設後の名前を、South East Asia BFEN Center とし、タイのみならず近隣国へも波及する施設として事業展開を図る。
 次年度事業は、2009年4月から始める。 4月には、部品等の不足により、修理できないタイの車椅子等を再生させるための部品とその再生に必要な機材を支援するとともに、連絡調整役およびSouth East Asia BFEN Centerの運営のため、DPIの職員の給与も支援する。購入機材はタイで販売されていない部品が多く、その部品に関しては日本で調達しコンテナで送ることとする。  購入機材及び車椅子の部品の明細は別添で添付する。
***BFEN(Barrier Free Educasian Netwerk) South East Asia BFEN Centerでの学習コンセプト @ 学校の中で障害者と触れ合う機会を作り、理解を深める事業
A 「子供は国の将来」という考え方に基づき事業展開する B インクルーシブルといい一緒に生活することでの理解を深める このようなコンセプトのもと、専門団体であるDPIの協力を得て事業を進める。 
1)MIAAによる車いす支援 仙台近郊の車いす業者から廃棄車いすを譲り受け,MIAAのイベントで分解整備し て(磨くだけでもOK)再生させ,それをタイのナンスクールに送ることで,東北地方にも車いす再生プロジェクトを根付かせる。 目標台数は20台
2)電動車いすのサポート強化のための支援  通常の車いす支援と同時に,THAIモアクレック・テクニック・カレッジを中心とした,電動車いすの支援強化のプロジェクトを実施する。
3)タイでの,協力校のネットワークの拡大 今年から協力校として参加した,サラブリ県にあるモアクレック・テクニック・カレッジ(5年制で高校と短大を合わせた,日本で言う工業高等専門学校)及びナンスクール近隣校とのネットワークの構築を推進する。今回建設されるナンスクールの研修施設で、定期的に研修を行う。 これまでは,タイの協力校は中高でしたので,通常の車いすを分解整備して障害者に配るだけであったが、モアクレック校の参加により,電動車いすの整備を同校で専門的に扱ってもらうことができる。電動車いす→今回建設する施設へ搬入→モアクレック校で電動車いすのバッテリーチャージヤーのトランスを取り替える(100V仕様から2おおV仕様へ)→今回の施設へ返却→DPIで配布先をコーディネートという図式となる。
4)ラオスへの車椅子の配布事業 ナンスクールやDPIとの関係があるラオスの団体へ車椅子を配布し事業を拡大する。今回の建物を利用した発展を進め、建物で分解整備した車いすをラオス身体障害者協会(LDPA)に届ける事業を開催する。  ラオスにもビエンチャンなど今後の展開をさらに検討し進める。  *タイとラオス間の交流は,言葉も80%同じで比較的実施しやすい状況である。
5)ネパールへの支援 既に,MIAAのネットワークがあるので,ネパールへの車いす支援が可能である。 2年目はお金の掛からない方法で進める。 ・MIAAのメンバーがネパールへ行くときに,手荷物扱いで一人1台ずつ持って行く。  このときナンスクールで整備した車いすを用いる  その時点で、MIAAで修理した車いすがあるようなら,それを持参する。
6)カンボジアへの支援 ハートオブゴールドという、有森裕子氏の支援するカンボジアの障害者離宮上競技連盟に送るか、カンボジアDPIへ送るかを今後の課題とし、事業を進める。
7)ベトナムは,JICAの青年海外協力隊員が派遣されているにホアンホア県赤十字協会に贈ることを検討する。現在、DPIではベトナムへもベトナムDPIを開設する動きを計画しているが、現在はベトナムにはDPIは存在しない。

ホアンホア県赤十字協会 23 Thanh Khang 1, Town Tao Xuyen, Hoang Hoa District, Thanh Hoa Province, Vietnam 電話/FAX +84(37)930039 http://www.hoanghoa.org/Katsudou.html
昨年担当・・・JICAの青年海外協力隊の安田氏(担当) http://blog.livedoor.jp/rudy555/archives/cat_50016239.html
                                          以上