第1回MIAA チャーターメンバー タイ渡航議事録 . 平成20年4月12日
議事録作成人  鈴木 信
日 時 : 平成20(水)〜平成2010
渡航先 : タイ
渡航者 : 鈴木 信    
便 名 : SND〜NRT NH 3232 ・ NRT〜BKK TG 641
       BKK〜NRT TG 319  ・ NRT〜SND NH 3131

 4月2日名古屋中部国際空港にて、大阪バリアフリー教育ネットワーク会長・上田氏と会議。平成19年度国際ボランティア貯金の承認と今後の進行調査項目を確認。その後出国。  
 タイDPI事務所にて、DPIサワラック会長、DPI職員、ナンスクール・アヌスン教諭、建設会社、現地協力者・大阪バリアフリー教育ネットワークタイ支部長らと会議を行った。
その結果以下のような事業の流れの案を作成した。

事業資金の流れと進行について
1)MIAA鈴木信より上田氏の郵便口座へ振り込み
2)上田氏・郵便口座からバンコクバンクへ持ち込みし、大下氏個人口座へ振り込み (バンコクバンク大阪〜バンコクバンクタイ支店への振込み以外は、レートが非常に悪いため) このような複雑な流れになった理由は、タイへ現金を持ち込む場合、1人100万円が限度であることと盗難の危険性が回避できないことがあります。日本のバンコクバンク〜タイのバンコクバンクへ振り込みした場合の最近のレートは0.30なので、申請の0.298より得します。今後はレートにより変動はありますが、三菱UFJはレートが0.276、郵便振込(1回50万円が限度額)はレートが0.285、と非常に損となります。
3)大下氏バンコクバンクからDPIで新規で作った通帳へ振り込み 新規で作る通帳は、ナンスクール側にも明確な資金の流れを公開するためで、公立高校との共同事業の銀行口座を作ると言う意味です。
4)大下氏とDPIが建設会社へ振り込み *****上記の振込み用紙の原本をMIAAへ提出しMIAAで負担も可。
5)第一回目のMIAAからの振込み日・・・4月28日又は30日午前11時(3468000円)
6)第二回目のMIAAからの振込み日・・・6月27日又は30日午前11時(2593000円)
7)第三回目のMIAAからの振込み日・・・7月29日又は30日午前11時(2593000円)
8)ここでDPI・ナンスクールからの支払いを促す・・・8月頃
9)第四回目完成を確認して支払う最終回・・・9月29日又は30日午前11時(3018000円)   コンテナ費用45万円は12月に使用。 合計12122000円
10)建設会社及び備品の領収証は、宮城国際支援の会宛でもらう(バーツで可)。
11)レートによる不足金が生じた場合は、宮城国際支援の会で補填する。  現状は差額はほとんどない見込み。
12)渡航に関しては、予定のように渡航し、渡航手配はIACEトラベル仙台で手配する
13)渡航者は航空券の半券をMIAAへ提出する
14)7月31日渡航分の見積もりもIACE仙台へ依頼する・・・本日15名分で見積もりを依頼済み     ・・・・・上田会長が学生を10名〜15名タイへ学習として渡航企画を進めている
15)12月のコンテナ発送は、上田会長主導で、発送する
16)車椅子の修理は、学生の学習の一環として行い、仙台にも協力的な車椅子メーカー があるので、塩釜JCの事業としてもかなり有力な事業ともなり得る・・・上田会長指導OK 。ただし、現役メンバーの関心度は低いので、4月16日の鈴木信の講師としての場で事業の理解を促す。
17)事業予算不足金は、DPIとナンスクールと大阪バリアフリー教育ネットワークで負担することで現在進行形。
18)MIAAメンバーは、4月16日塩釜JCの例会へできるだけ参加要。
19)今回の事業名と予算を改めて確認   
障害者支援専門学校の建設及びリハビリ技術、車椅子の製作・技術指導

 次回は、5月8日にMIAA・DPI・ナンスクール・建設会社との契約書を英語と日本語で作る。
・その契約書を基に,事業を進める。
・事業専用の口座を作成し,資金をそこに集めることを現地側は要望。(検討の余地有り)
・その場合,その口座に振り込まれたことを示す,コピーや証明書を出してもらい,事業報告に使う。 また,DPI側は次の事業として事務所建設希望
・土地の提供者は現在いるが,建物に関してはこれからの課題である。
・事務所は,3〜4階だてのものを考えており、ユニバーサルデザインで設計をする。

DPI側から見た今回の建設に関しての不安材料
@ 建物が,学校の敷地内に建設されるので,運用上はDPIが自由に使える訳ではないこと。
A 学校が,DPIから少し離れていること。
B 学校が障害者支援を実施することが,タイとしては非常に先進的ではあるが,まだまだ一般的ではないので,今後の運用が不安なこと。
C 完全なる日本側からの資金提供ではなく,地元負担があることを含めての理解不足があること。
      以上の4つの点がある。
 @本事業の意義について
今回の事業の大きな意義は,まさに一般の公立中・高等学校の敷地内に障害者支援施設を建設することにあり、この点に関しては,日本国内でもそのような事例はなく、日本においてもようやくバリアフリーという意識が一般的に定着してきた段階でも,日本でも公立学校内にそのような施設を建設することが不可能な状況ですから,今回の事業は世界でも類を見ない事例となるはず。 この点に関しては,大きなポイントが,公立の中高内に建設を許可されるか否かが,最も大きな問題であったが、その大きな課題が,解決された事になる。 そこはナンスクールの学校の校長先生が,それを理解してよく建設を了解されたこと。 前事務局長トポンさん(故人)が,よく話しをされていた「学校の校長先生がもっとも大切」ということが,今回の点でも良く理解できる。 建設後の運営に関しては,日本との交流がある限りは,スムーズにことが運ぶと推定される。

A資金の問題に関して
 まず,国際ボランティア貯金の事業における地元負担があることで,DPIは慎重になっていることは理解できる。それは,DPI事務所の建設を考えていることで,大きな出費は避けたいと考えているのだと推測した。特に先述したように,その施設が学校内にあることで,今後の運用がDPIによって自由にできるのか否か,という問題があり,DPIの資金を投入することにためらいがあることも事実である。 それ故,契約書が必要となる。これに関しての対処は,DPIの負担に関しては,大阪バリアフリー教育ネットワーク側でバックアップを考えており、金額的には150万円程度を予定している。 今回は、大きな視点から申し上げますと,今回の事業は日本でも先例のない位置づけの障害者支援施設です。 完成された暁には,
・公立学校の生徒に対する障害者理解の促進
・タイの公立学校を中心として地元障害者支援の促進 ・日本の学校とタイの公立学校と障害者団体が共同してのアジア障害者支援の拠点 というような大きな可能性を秘めている。

DPI・サワラック会長の信用度に関して
 上田会長によると、亡くなられたトポン氏は,信用に足る人物だと断言することができる人物であった。自分の所属団体であるDPIの利害を超えて,タイの障害者の全体的な生活向上という視点で、自らを犠牲にして大きな視点で交渉されている実績から考えますと資金管理も任せても良いかと考える。そのトポン氏が,時期の後継者として指名され紹介して頂いたのがサワラック会長。その意味からは,信用に足る人物だと思うが,サワラック会長等の活動実績はまだ浅く、一時的な口座管理と言う形式で、同日に建設業者へ振込みことが望ましいと感じた。  

*** 現時点での情報ですが,馬渕氏の情報によりますと,東京三菱UFJのバンコク支店での口座開設は,タイ国政府の指導により,簡単に口座開設ができない。以前はバンコク銀行では,旅行者にも口座開設が可能だったが,2006年4月以降はワークパーミット(労働許可証)か1年間のビザが必要になった。

バンコク銀行の自分の口座に入金する場合
本日の時点で,100万円をバーツに換えて送金する場合を問い合わせ。 日本からの送金手数料3500円 300300B−500B(100万円を越えた時の送金加算手数料) =299800Bと言うことになります。 100万円未満の場合は,500Bの加算手数料は無料になります。 また200万円以上の送金の場合は,何に使うための送金かを示す契約書のコピーと 入金する資金の出所確認のために,日本の銀行の通帳(コピー)が必要になります。 マネーロンダリングなどの不正なお金の流れを防止する目的だということです。
 
建設会社訪問
今回の建設会社は、ナンスクールの卒業生が副社長を務める建設会社である
****RUNG FAH SERM CORPORATION LIMITED02-361-5582

タイの日本大使館を訪問
 大下氏に同行願い、日本大使館を訪問した。 現在主たる担当官が移動中という時期で、芦田尚子担当と対話。草の根無償資金及びNGO無償資金協力事業を担当しており、障害者コミュニティインフラ整備という事業であれば最大1億円までの申請が可能ということ。



 国際ボランティア貯金から問い合わせのあったタイでNGO申請に関して現地政府機関への登録は、必要ないという解答あり。当会の場合現地滞在者が存在しないため、現在のところ申請不要とのこと。万一ビザ(NGOビザ)を申請する必要があった場合のみ手続きをするとのことです。申請の場合は、タイ労働者雇用局へNGO登録をしてビザを申請するとのこと。