第11回MIAA チャーターメンバー 渡航議事録  平成18年3月2日

議事録作成人 佐藤雅彦 
日 時 : 平成18年2月16日(木)〜2月25日(日)
渡航先 : ネパール カガチ村
渡航者 : 佐藤雅彦
便 名 : SND〜SEL OZ151 ・ SEL〜BKK OZ741 ・ BKK〜KTM TG0319 
       KTM〜BKK TG0320  ・ BKK〜SEL OZ742 ・ SEL〜SND OZ152                            
 出発前、9日の地方選挙の反政府組織と各政党の妨害(ゼネスト等)によりネパールの混乱が予想されたが現地は全くそんな様子もなく「いつもの事で来月も再来月もあるよ」と言った感じで2年前の渡航の時と同じネパールであった。 今回の目的は、13回目ワークショップの開催、2006年6月までの事業となっている診療所の支援とワークショップの費用の支払い、次年度事業計画の事前調査と見積の依頼、現在のネパール国、カガチ村、村の小学校等の調査である。
1) 現在のネパール国の状況
・政治的混乱は前記の通りである。ここ5年間ほどの混乱状況と同じような感じで民衆にも極度の緊張は感じられない。以前の様な平穏な生活に戻るまでにはまだ時間がかかるようである。 
・物価の高騰 最近の原油高によりインドからの輸入品ガソリン、ディーゼル、灯油、ガスの値上がり、反政府組織の地方侵攻により有力者のカトマンズ移住による土地の急騰、建築ラッシュによる人件費の高騰、中流階級層(経済的な意味で)の増加による消費水準上昇等により1年前に比べ10〜15%くらい物価が高騰しています。
・水不足、停電 乾期とはいえ11月より全く雨が降っておらず生活用水の不足、水力発電に依存しているため発電量の不足による1日2回4時間の場所をえての停電が毎日行われている。人々が電化製品を多数持つようになったためとも考えられるが、5月頃からの雨期になっても雨が降らなければ大変な事である。
2) 13回目ワークショップ
 2006年2月19日、カトマンズからカガチ村までジープをチャーターし13回目ワークショップの開催にカガチ村へ向かった。途中検問所2カ所(前回と同じ)を通過し村への横道に入った。驚いたことに道路は舗装され、埃も立たずスムーズに走行している。最近雨も降っていないので崖崩れも無いようである。 ワークショップは祝日ということもあり村民400名の参加、子供の数が多かった。
今回のテーマは雨期に向けての健康管理、生水を飲まない、手を洗う等子供にもわかる様な健康管理の方法を説明した。給食は卵、パン、バナナの3種類であった。 学校の方では、松陵小学校より頂いた文房具の配布と絵や写真の掲示も行った。
3)2006年6月までの事業
・診療所では医者は週2回カトマンズより来院している。医薬品については今回後半6ヶ月分の購入費を支払ってきたため十分補充出来る。 ただ村の方も電力不足によりレントゲンや他の設備を使おうとしても十分な電力な得られない状況にある。
・ワークショップの効果 村民の生活医療、衛生に関する知識が非常に低いため、ワークショップの効果は大きいようである。
   どうして手を洗うのか?   生水を飲んではいけないのか?等
基本的な知識が無いためインパクトが多きいようである。しかし村民に浸透していくまでにはまだまだ時間がかかるようである。石けん配布、村民給食は手を清潔にする習慣付け、栄養補給等月2回とはいえ効果はかなりあるようです。
3) 次年度事業計画の事前調査 診療所について
 週2回の診察で月300人程度の患者数である。 また、電力不足により電気を使う機械が思うように使えない。 村民について 喘息の患者が大変多くそれに伴う医療機器が必要である。 2年に1度スクンダにより白内障の患者の手術がカトマンズの病院で行われる。 ハンセン病の患者は村に1名との事である。

依頼見積 診療所関係
・医者の給料
・消耗する薬品(ケミカル)
・無料配布薬
・ハンセン病の患者の薬
・有料薬(目薬)
・発電機、灯油タンク、灯油、配線設備、雨よけ小屋
・ポータブル心電器(心臓鼓動計?)
・ネブライザー+薬 ・酸素吸入器、酸素ボンベ3本(1本で50回)

ワークショップ
・子供の給食 月2回
・大人の給食 月1回 配布品 歯磨き粉、歯ブラシ 虫除け(香取線香)2パックくらい



生徒数
小学校1年 49 33 82
2年 28 33 61
3年 30 21 51
4年 15 16 31
5年 10 4 14
中学校6年 9 3 12
7年 9 4 13
8年 7 2 9
高校9年 0 0 0
10年 0 0 0
157 116 273
松陵小学校の児童による絵や、寄贈されたノート及び鉛筆。
4) 村の小学校調査
シュリー・バワニ小学校
校長名 コーダノンド ハブトゥリー バラミー校長
教員5名 合計6名全員村民
  給料は国から3名分、スクンダより2名分、村民の寄付1名
・通常は240名くらいの出席である ・来年は200名くらいの入学予定
・学校に最初から来ない児童 男17名、女100名
・何らかの理由で学校にこなくなった児童 男28名 女86名
・村から高校へ20名くらい行っている。(別村オカルパウワ高校)
就学時間 10時〜16時 昼休み30分
授業は? ネパール語、英語、数学、科学、ソーケルストーリー(道徳)
*先生方は高校への昇格を希望 50,000NR(85,000円)で高校の許可がでます。 昇格後5年経過すればあと3人分の給料がでます。
*教室の増築は現在、基礎と柱の一部分が出来ています。すでに40万円くらいかかっていますが、後80万円くらいかかるそうです。
*学校の水道タンクの修理は4万NR(68,000円)くらいかかりそうです。他に村内に修理が必要な水道施設が3,4カ所あるそうです。
5) スクンダメンバー来日について
バル ゴパル シュレスタ氏