第13回MIAA チャーターメンバー 渡航議事録 . 平成18年10月1日
議事録作成人  鈴木 信
日 時 : 平成18年10月1日(日)〜10月8日(日)
渡航先 : ネパール カガチ村
渡航者 : 鈴木信.渡部和幸(一般参加)
便 名 : SND〜NRT NH 3232 ・ NRT〜BKK NH 0953 ・ BKK〜KTM TG0319 
       KTM〜BKK TG0320  ・ BKK〜NRT NH 0954  ・ NRT〜SND NH 3131
 2006年10月1日、今回は2名が成田からバンコク経由でカトマンズへ向かった。先月28日に開港したばかりのバンコク・スワンナプーム国際空港は、アジア最大というだけあって非常に大きい。先月中旬のクーデター騒ぎや新空港開港に伴うトラブル等の影響が懸念されたが、予定通りの到着で、まずは一安心した。市内はいつもと全く変わらない。バンコクでは発電機とソーラーシステムに関連する企業と会い、今後のネパールの電気関連の供給に関して情報を得た。カガチ村診療所でのレントゲン設備が10KWの容量が必要ということから、ソーラーでは無理なようだが、家庭用の照明程度なら非常に有効のようである。
 前回4月のネパール訪問時は、軍主導による戒厳令下に遭遇したが、今回の市内は平穏である。カトマンズへ向かう機内も満席状態であった。 3日、カトマンズゲストハウスにて、ライオンズクラブ・スクンダ会長フイニャル氏とミーティングを行った。本年度は、今まで同様に、宮城国際支援の会への協力として、カガチ村の診療所の運営、ワークショップ、学校給食配布事業の継続の他、より多くの国々のボランティアによるネパール支援の為の地盤作りをしていきたい旨であった。本年度からワークショップ、学校給食の担当のガイエットリーさんを中心に、今年度も重要な事業として頑張っていくということである。
 4日、カガチ村へ向かう。10月11月は晴れの日が多く、今回は天気も良好で収穫時期ということもあり、景色が非常に綺麗であった。
 カガチ村に到着し、診療所に向かう途中左手にドイツの支援による、ボランティア施設が建てられていた。学校に行けなかった大人のための教育?施設ということである。この建物に関しては、我々MIAAもライオンズクラブ・スクンダも関知していないが、村の識字率は5%と言われるほど低いので、運営次第では、非常に有効だと思う。最近ではバスも通るようになった事も好要因である。14年目にして、ようやく普通の村らしくなってきた気がした。
↑今回MIAA体験隊で参加した、渡辺君とスクンダのメンバー、
村の運営を手がけている地区長経験者
 ドイツの支援による、ボランティア 施設
  ダサイン祭りで、小学校は休みであったが、学校へ向かい、村民の住居を何件か見学しながら、診療所へ向かった。
 現在のカガチ村の農作物は、米、小麦、野菜(ほうれん草)らっきょう、とうもろこしなど、以前より品種も増えてきている。とうもろこしを間引きして育てるなど、技術面の向上もうかがえた。今後、土地にあっていると思われる、かぼちゃなどを栽培してみてはという案もでた。継続して栽培技術の向上にも努めたい。 カガチ村の子供たちも、我々が初めて行ったころと比べると、服装もだいぶ現代的になり、生活レベルも多少上がったように感じた。写真の2人は姉妹だというが、学校が休みであっても、穴のあいて汚れたスクールウエアーを着ている。向かって右上の写真は手作りブランコである。これも今まではなかったものなので、少しは子供達に遊びという余裕が出てきたのではと思った。
*ドクターの年間雇用費用 
・・260000ルピー  
*看護士の年間雇用費用
・・117000ルピー  
*検査技師の年間雇用費用
・・117000ルピー


マイクロスコープなど、前回購入した機材も問題なく使用されていた。
 診療所に到着すると、ドクターラックスマン氏が出迎えてくれた。平成18年度も7月1日から平成19年の6月末まで、郵政国際ボランティア貯金による診療所運営も継続が決まっている。今まで同様、医師、看護士、検査技師の合計3名を継続雇用することとなった。また、診療所では、ドクターラックスマンによる大人の勉強会を継続して開催する。今年度は年間、12回行う。薬品も承認された分を業者に発注し、次回の渡航までに納品してもらい、支払いすることにした。
*発電機の購入費用
・・・566500ルピー     
*発電機は、10KW発電用で、灯油を使用     
*灯油を入れる燃料タンクは、本体に付属されている     
*盗難防止のため、屋根とフェンスを作り、鍵をかける
 レントゲン室とレントゲン機材は、予想外に電気の供給が不安定すぎて、現状使用できない状態ということである。レントゲン使用時だけでも発電機を使って使用可能となるよう何とか解決したい。発電機は室外に置くので、屋根や鍵をつけるなどの盗難対策も必要で、できるだけ長持ちするよう講じていきたい。                                    
↑給食費用をフイニャル氏へ贈呈し、1年間の大変な作業をお願いした 保健指導用ポスター
 今回は、7月、8月、9月の後、4回目のワークショップの開催を行った。ワークショップは、ドクターが、集まった村民を前に、保健・衛生面を中心に指導をする。日本では普通に周知されていることでも、栄養や病気の予防策など、具体的に説明していく必要がある。
 
10月6日・日本大使館訪問  日本大使館の入り口は、重厚な鉄のフエンスでできていて、以前よりフエンスの数が増えていた。自動車も中へ入って後ろが閉まってから前が開くという厳重な2重フエンスとなっていた。もちろん建物の中へ入るのも、セキュリティーは厳しく、さらに分厚いドアを2回通過して中に入った。 大使館内では、待ち合わせしていた冨田氏が出迎えてくれた。多忙な冨田氏に時間を頂き、カガチ村運営の報告を行った。冨田氏の意見は、発電機や機材の盗難に留意し、MIAAとネパールの交流も含めて、今後の活動を期待するということであった。 大使館側の励ましを受け、改めて支援の継続の決意とともに、重責を再認識した。MIAAも本年度4年目を迎えるが、貧しいネパールの村民のため、世界の貧しい人々のために、有益な活動をしていきたいと思う。