第7回MIAA チャーターメンバー 渡航議事録 . 平成15年11月20日
議事録作成人  鈴木 信
日 時 : 平成15年11月5日〜11月13日
渡航先 : ネパール カガチ村
渡航者 : 鈴木信
便 名 :SND〜TYO ANA3131 ・ TYO〜BKK NH915・ BKK〜KTM TG0319
     ・ KTM〜BKK TG0320 ・BKK〜TYO NH916 ・ TYO〜SND ANA3132

機材納品の様子
 2004年10月5日仙台を出発し、成田を経由しバンコクでトランジット、10月7日の早朝バンコクを出発、同日カトマンズへ到着した。到着してすぐ、機材等を購入するため、銀行で円をルピーへ換金した。ネパールでは88万円は大金であるので、別室での換金を依頼し、無事に換金できた。その後、7月に依頼して購入していた機材と薬品、家具などの代金を支払った。しかし、機材で型式違いの物や、新品とはいえ中古に見える機材などがあった為、業者へ交換を依頼。来月までは、ライオンズクラブスクンダの協力のもと、カガチ村へ納品されるように手配した。  

JICAネパール訪問
 翌日、JICAネパールへ伺い、カガチ村に関してミーティングを行いました。
参加者は、
JICAネパール吉浦伸二所長様 ・JICANGOディスク 田中mariko様       JICAネパール sayako tokuda様 ・鈴木信 ・スクンダ会長 アショクマラ氏   スクンダ ウッタムカエスタ氏 です。
担当の木下様は不在でした。 田中様、徳田様は、カガチ村を訪問しており、2時間程調査したそうです。 その結果は、緊急な対策が必要なほどカガチ村は悪くない・・という結果との事でし た。確かに2時間の調査で、緊急対策を講じる場所ではないと感じたかもしれませんが、私が学校を訪問して、他のネパールの生徒と比べても明らかに貧困さを感じます。服装や身なりももちろん、何件かの家庭を訪問したときもそう感じました。
今年は豊作のようで、農作物の収穫の時期だったようです。 しかしながら、豊作でもカガチ村の村民は半年分の生活費しか得られず、なんらかの収入源がないと平常な生活は出来ない状況のようです。 診療所の運営はカガチ村を中心に行われていますが、サブヘルスポストもカガチ村診療所の中に事務所をかまえており、毎日4名で周辺地区の10ヶ所の村へ訪問しながら、診療所の活用も促しています。
 調査の結果、カガチ村周辺においては、隣にあるカカニ村の診療所でさえ遠く、医師が不在となることもあるので、今まで重病人はカトマンズまで運ばれていたという事です。今年に入りカガチ村の診療所が建設され、非常に有効活用されていると思います。 また、今後は村の収入向上計画も研究しながら進めたいと思います。
やぎの会というNGOが日本にあるので、やぎに関してはそこからも情報を得たらどうか?と思います。 JICAネパールから紹介してもらって、成功事例を調査してはどうか?などを考慮し、今後の活動を考えて行きたいと思います。 カガチ村収入向上計画に関して、JICAネパールにプロジェクトのすべてを理解して頂くことは出来ませんでしたが、ある程度、当会の意図は伝わっていると思います。今後このプロジェクトに関して、どうJICAサイドが対応するかわかりませんが、決定に応じて活動していきたいと思います。  

在ネパール日本大使館訪問
 カガチ村診療所の建設の関係で、何度も足を運んだ日本大使館を久しぶりに伺いました。 国際ボランティア貯金の担当である、鳥取書記官に機材購入の件や診療所の状況を報告、今後の支援の方向性も話し合いました。鳥取書記官も9月にカガチ村の診療所を訪問しており、医師や看護婦、検査技師の存在も確認しており、有効的に活用されている現場を視察したとのことです。国際ボランティア貯金の事業はまだ途中ではありますが、次年度の計画も検討しながら活動していきたいと思います。
ネパールの街のようす
 ちょうどダサインの1週間前という事で、土曜日でもニューロード近辺は、多くの人で混雑していました。タメル地区にも新しい店がたくさんできているようで、以前より活気があるように感じました。特にタメルへは日本人レストランが増え、日本人経営も多いようです。  
天気が芳しくなく、ガスでヒマラヤ山脈は全く見えませんでした。山系はヘリやセスナもガスの為、飛んでいないそうで、観光客も空港で足止めとなっていたようです。  治安の面で懸念しておりましたが、特に緊迫感はなく、警備面は2年前に比べ厳しくないようでした。カトマンズ市内では失業者が80パーセントということもあり、依然として国の情勢は悪いようです。

カガチ村へバスが運行  
 カガチ村では、急激な変化が見られました。一日1便、カトマンズ行きのバスが2ヶ月前から出ているそうです。見るからに村民の服装がかわりました。 以前は、交通手段もなく、バスの幹線道路から40分も下った場所に位置していました。今回、ゴミ処理場の開発のため道路が作られ、1日一便ですが、定期バスまで走るようになったようです。片道10ルピーとの事です。なお、日本大使館によると、ゴミ処理場は2005年の1月開業予定とのことです。    

今後の診療所の運営
 6ヶ月間、医師の給料等を援助してくれていた、日本の団体の援助期間が終わり、給料減額の交渉をした結果、半年間お願いしていたドクターは辞めたとのことです。現在は別の ドクターが、見つかりましたが週に3回の訪問が出来ない週もあり、サブヘルスポストの対応となっています。  
診療所の流れは、患者は受付後サブヘルスポストへ10ルピーで診察を受けます。医師がいる場合は、患者と相談の上、20ルピー追加して医師の診察を受けます。比較的、雨期に食当たりの患者が多いそうです。今後、どのような支援が適切か判断しながら進めて行きたいと思います。
ライオンズクラブスクンダとの会議 ライオンズクラブスクンダと協力して進めて来たカガチ村事業も、スクンダではメイン事業として進められています。スクンダのメンバーは36名ということで、今回は役員会議に私も参加致しました。翌日、全体会の後、パーティーも行われ、懇親が深められたと感じます。
  学校給食に関しても、会議で議題にあげてもらいました。本年度はアショクマラ氏が会長と言うことで、学校給食に力を入れてくれる事を報告頂きました。今回、9月から開始し、2回の学校給食事業を行ったと言うことです。MIAAとしては、配布時の担当者や何を 何名分配布したのか?写真なども撮影しながら報告してもらうように依頼しました。  カガチ村の識字率が5lという結果も、JICAネパールより報告されましたので、尚一層学習に対する支援をしていきたいと考えています。 収入向上計画案について 昨年よりJICAの草の根技術協力事業に関して研究を続けています。これはJICAの資金をえられない場合でも、何らかの事業として遂行していくように以前から調査、検討していたもので、今後の課題として更に細かな現地調査をしてきました。実際に可能な方法を検討し、プロジェクトを進めて行きたいと思います。  

                                                                  以上