第3回MIAA チャーターメンバー 渡航議事録 平成15年9月4日
議事録作成人 鈴木貴資 ・追加修正 鈴木 信
日 時 : 平成15年8月26日(火)〜9月3日(水)
渡航先 : ネパール カガチ村・JICAネパール・ネパール日本大使館
渡航者 : 鈴木信・小堤隆・芦立健・鈴木貴資 (計4名渡航)
便 名 :SND〜TYO ANA3131 ・ TYO〜BKK TG0641 BKK〜KTM TG0319
     ・ KTM〜BKK TG0320 BKK〜TYO TG0641 ・ TYO〜SND TG0642

渡航議事
1. 車椅子の件について
2. JICAネパール訪問について
3. カガチ村現地訪問について(学校給食事業含)
4. ネパール日本大使館について
5. MIAA&ライオンズクラブスクンダ合同会議について
6. 今後のプランについて

議事内容
1. 車椅子の件について
・ 議事内容前回までの流れ 10〜11月に身障者関連の国際会議が開催されるとのこと。しかしながらネパールには車椅子がほとんど無い状態で、岩手県社会福祉協議会から工業高校生が修理した車イス2台が佐藤副会長へ届き、ネパールの社会福祉協議会の盲人ボランティア会に届けて欲しいとの依頼を受ける。車椅子は飛行機に載せるのに届出が必要であったり、中古品につき廃棄処分に際し問題があるなどして輸入できない等々の様々な問題点がある。
・ 無事引渡し完了 結果的にはクルーの荷物をなるべく軽くし、4人の荷物合計sを極力抑えた上で車椅子を国内線、国際線ともに載せることに成功。しかしながらバンコク空港に到着してからも関税がかかるかもしれないなどの問題があり、結果仮病を使い、鈴木会長・鈴木貴資氏の2名が車椅子に乗り、小堤隆氏・芦立健氏がそれを押す格好を取った上で両国の税関突破に成功した。ネパール国際空港でネパール社会福祉協議会のアツミヨリコさんと待ち合わせをし、ネパール社会福祉協議会事務局へ同行し事務局長に現地時間15:10頃、引渡し無事完了する。
2. JICAネパール訪問について
※MIAAの今後の方針をネパールJICAへ報告&ご挨拶 ネパール日本国際協力事業団(ネパールJICA)事務局へライオンズクラブスクンダのメンバーと訪問&ご挨拶をする。
  ネパールJICAの今井史夫さん・ウツミケイさんと約1時間半の会談。
・ マオイストについての説明: MIAAが到着した午前中、毛沢東主義(反政府組織)のマオイストが停戦破棄声明を打ち出しネパール軍隊の最高幹部を射殺。ネパール国内及びカトマンズ市内は緊迫した状態だと説明を受ける。 <マオイストについて下記↓参照>
http://www.big.or.jp/~jns/paper/179/ethnicity-maoist.html
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2003C320

・ カガチ村の説明 MIAA・ライオンズクラブスクンダ・塩釜JCが行ってきたこれまで事業を説明し今後の方向性について報告する。
・ ネパールJICA草の根技術協力事業の説明 まずJICAの草の根技術協力事業を実行するには基本原則として、現地NGO団体に登録している団体もしくはSWCに所属している団体と協力事業として行わなくてはならない。(ネパールNGO団体+日本NGO団体) ライオンズスクンダ+MIAAなので問題無いとの事。 無名の日本人NGO団体が旅券ビザでネパールへ入国し現地NGO団体とも協力せずに勝手にボランティアをしている団体がいるそう。そういった団体だと外務省、JICAにも報告無しに活動が行われるため、国交、外交の面から非常に困るとのこと。 <SWC→ Social Welfare Council 社会福祉協議会>
・ 草の根技術協力事業プランの立案及び調査方法 草の根技術協力事業を実行する際には住民は実際何をどのように望んでいるか詳細な現地調査が必須。調査の手法としてRRA・PRAなどの説明を受ける。 <RRA簡易農村調査手法・PRA参加型農村調査手法について下記↓参照>
http://www.icnetltd.com/japanese/main2/m_field_syuho.htm
今までの例として日本人がネパールにやってきて何らかの利益がさずかれると判断すると、その話は村の有力者のみにしか伝わらない可能性が多々ある。


・ 各チームからの質問
      申請書の具体的な記述方法について(申請チーム・小堤隆氏)
公金(税金)を使用するため申請書だけは誰が見ても分かるようきちんと?正確に記載し、目的意識を明確にして申請書を提出して欲しいとのこと。
  申請に際してはどうしてカガチ村は周りの村から取り残されたのか?どういう目的を達成させるのか
  村のどの層にポイント照準を当てて事業を実行するのか

      保健機関について(運営チーム・芦立健氏)
JICA側ではその国の保健セクターに沿い医療・薬等の指導を強化中とのこと。ドイツやアメリカなど各国との連携も絡んでいる為、医療行為・薬等はどのように扱い実行ないし指導していくかは現時点では返答困難。 

       ネパール国内にて例のあるミカン・イチゴ等の換金作物について(自立支援チーム・鈴木貴資氏)
ネパール人はまだ「質より量が良い」と思っており、果樹栽培させるにも質にこだわらず量にこだわるため、良質な食べごろの収穫時期を逃し気が付いたときには価値の無い状態の果樹を収穫する傾向がある。ネパール人に1個の価値を教えるのは相当大変との事。現在イチゴは衰退し、ブドウ・カキ・ナシの栽培実験をしているそう。 ニワトリ銀行などは詳しく分からないが面白いとのこと。
3. カガチ村現地訪問(学校給食事業含) ・ 診療所を視察。建物・石垣はほぼ完成。壁はプライマーを塗った状態(イタズラ、落書き防止のため)で最後の色を塗れば完成。(ビデオ・写真参照) ・ 学校給食事業をクルー&ライオンズスクンダメンバーで配給(ビデオ・写真参照)
4. ネパール日本大使館訪問 ※ネパール日本大使館佐藤三郎氏&MIAA&ライオンズスクンダとの三者会談
・ カガチ村の石垣の件など現状報告及びMIAAの今後の方針を説明。
・ 11月7日のオープニングセレモニーの打ち合わせ  セレモニーの内容としては診療所の施設見学を関係者の挨拶。ネパール人はスピーチが大好きな国民性なのでだらだらとセレモニーが長引く可能性があるのでその辺を踏まえた上で、誰に何分挨拶して頂くか、どこまで来賓を呼ぶのかを検討して欲しいとのこと。
式自体は1時間から1時間半くらいが望ましい。  大使は休暇になる可能性があるため、もし休暇になった際は公使が変りに出席する予定。  
セレモニー当日、大使館職員は大使館の公用車でカガチ村へ向かうとのこと。
・ 草の根無償資金報告書について  報告書の出す時期を確認。建物は1年以内に完成させ、その後の報告書に外部監査員のサインがあれば良い。最終報告書は3月2日までにネパール大使館に提出し、専用ひな形があるのでそのひな形を参考に報告書を作成する。写真なども添えるとなお良いとのこと。
5. MIAA&ライオンズクラブスクンダ合同会議について ・ 石垣の件について    基金15万ルピーですが1年間の薬代、看護婦、医療器具等の予算を全て石垣に使ってしまった。そのお金をどこで補填するかが問題である。この問題はライオンズクラブスクンダの問題である。
・ 11月オープン後、診療所の運営の件   
 11月のセレモニー後は診療所を開業しなくてはいけない。その運転資金をどうするのかが今後の課題。MIAAの意向としてはJICAからお金が下りてからその資金を当て込みたいが、日数的には無理と判断。よってライオンズスクンダがライオンズスクンダのメンバーから借金する形で資金調達する予定。
   ライオンズスクンダの意向としては運転資金調達は現状非常に難しい。
 診療所の電気代はSub Health Postからはらっていただけるそう。 <Sub Health Post 保健省支援管理局保健事務所>
 診療代を無料としたいが無料にすると膨大な人数が来てしまう、1人から20ルピーを診療代として頂きそれを運営費に当てたいとのこと。特例として20ルピーを払う能力が無い人でも緊急の場合は無料で診察する。逆に無料にすると、村民からただだからたいした医療行為をしないと思われてしまうケースがあるそう。
 概算で年間予想薬代金としては10万ルピー。
 11:00スタートのオープンセレモニー終了後診療を行うかどうか検討中。(デモンストレーショ的な診察になるかもしれない) ?
 現在のネパールの状況では子供たちが下痢で死ぬケースが多々あり、いまだに下痢になるとニワトリの血を飲ませ儀式で治療しようとする傾向がある。さらに、ネパールの村人の傾向として病院は信頼できないと思っている人が多い為オープン直後から治療しに来るとは限らない、病院の信頼を村人から得なければいけなく、その信頼を得ることに成功すれば回りの村からもたくさんの人が治療しに来るとのこと。
・ JICAへの申請書の件 JICAへ申請書を提出する為のMIAAからライオンズスクンダへ3年間の運営資金の見積りを要請。
6. 今後のプランについて ・ ライオンズスクンダのメンバーへ事業プランへの調査を依頼
(議事内容2)  調査方法として24時間フローチャートを村民に作成してもらいその中でも余暇の時間を狙い負担にならないような事業プランを計画立案するため。
・ プランの方向性  現地調査した結果、カガチ村の土壌は粘土質なため農作物を作るにはかなり厳しい土壌で、雨が降ると地形まで変ってしまうほどやわらかく、また乾燥するとコンクリートのように硬くなってしまう。したがって今後はニワトリ銀行などの家畜で検討して行きたい意向。それに伴い村の家畜状況の調査もライオンズスクンダに依頼。

スクンダに調査依頼をしてきた事項
1) カガチ村・24時間フローチャート
2) カガチ村世帯数調査
3) 年齢比率調査
4) 家畜保有数調査
5) 水牛・やぎ・にわとりを貸した場合、何匹そだてられるか?エサ等考慮
6) 動物はどういう病気にかかるのか?
上記集計したものを9月中にメールで受け取り、原紙は11月受け取る

JICA申請に対する見積書と内容の資料作成依頼
1) 医者・看護婦の給料
2) その他の給料
3) 薬代
4) 電気配線工事代
5) 事務用品(本棚・カルテなど)
6) ガードマンの建物
7) 下水道・上水道の費用

11月の日程は、ポカラも含めて調整中 11月までに最終報告書案を作成する

                                                                  以上